「人生って、本当にやり直せるんだろうか?」
そんなことを考えながら聴き始めたのが『ネコの手を借ります』でした。
仕事の壁にぶつかったり、思い通りにいかない現実を前にしたりした時、ふとそんな不安が頭をよぎることはありませんか?
そんな悩みを解決してくれるのが、
今回ご紹介するのは、山本甲士さんの小説『ネコの手を借ります』(小学館文庫)です。
心温まる猫の物語かと思いきや、描かれているのは「10年の引きこもりから抜け出そうともがく主人公の再生」と、「人生を好転させるための大切なヒント」でした。
この記事では、実際にAudible(オーディブル)で本作を聴いた私の正直な感想とともに、「普通って何だろう」「辛いときの乗り越え方」「小さなきっかけで人生を変える方法」についてお伝えします。今少し立ち止まっているあなたの心を軽くするヒントになれば幸いです。
『ネコの手を借ります』はどんな物語?
主人公の今津宗也(いまづ そうや)は、国立大学に進学したものの人間関係につまずいて中退し、そのまま10年間もの引きこもり生活を送っていました。
家族との関係も冷え切り、自分の人生をすっかり諦めかけていた宗也。
(そんな時期って誰にもあるものって、思いましたね)
そんなある日、大雨の中で側溝に落ちていた一匹の子ネコを助けたことから、主人公の運命が少しずつ、本当に見事に動き始めます。
「マリン」と名付けた子ネコを育てるという小さな行動が、絶望の中にいた宗也の人生をどう変えていくのか。心にじんわりと染み入る再生の物語です。
50代のおっさんにも、染み入りました。
悩み解決①:「普通」という呪縛から自由になる
この作品を聴いて、まず深く考えさせられたのが「普通」という言葉でした。
世間一般の基準では、10年の引きこもりは「普通ではない」と見なされてしまうかもしれませんし、私も10と聞くと、マジで大丈夫か?と思います。
しかし、作中の主人公は、自宅でプラモデルを作って自分の得意なことで小さな収入を得ています。それを知ったとき、私は「自分の得意なことで生きるってすごいことじゃないか。そして収入も得ているって、うらやましい」と感じました。
世間の「普通」に合わせられなくて苦しいと感じている人にとって、「人にはそれぞれの生き方があっていいんだ」と肩の力を抜かせてくれる視点がここにあります。
悩み解決②:辛いことは「難しいゲーム」だと思えばいい
仕事や人間関係で、思い通りにいかない壁にぶつかったとき、私たちはつい絶望してしまいます。
しかし、作中にある「辛いことはゲームだと思えばいい」という考え方は、非常に私の心に響きました。
人生をゲームに例えるなら、今は「攻略が難しいステージ」にいるだけ。
ドラクエⅡに例えると、ロンダルキアの洞窟かな
クリアできないわけではなく、時間をかけて試行錯誤すればいい。そう捉えるだけで、日々のプレッシャーや焦りがフッと軽くなり、「どう攻略してやろうか」と前向きな気持ちに切り替えることができます。
悩み解決③:筋トレやブログと同じ「継続する力」の重要性
物語の中では、地道な「筋トレ」のエピソードも登場します。
筋トレは、1日や2日やったところで劇的な変化は起きません。しかし、毎日コツコツ続ければ、必ず体は変わっていきます。
これは、まさに人生や日々の積み重ねと同じです。
私も筋トレの経験があるので、よくわかります。
私自身、このブログを書きながら「すぐに結果が出るわけではないけれど、一記事ずつ丁寧に積み重ねていけば、いつか必ず成果につながる」と思っています。地道な継続こそが、現状を変える唯一にして最大の行動と思います。
目が疲れる方や、通勤・家事のスキマ時間にこうした温かい物語に触れたい方には、耳で聴く読書(Audible)が本当におすすめです。
ネコが運んできた小さな幸せと、人生が変わる瞬間
一匹のネコとの出会いをきっかけに、主人公の人生はトントン拍子に良い方向へ動き出します。
実は、我が家にもちょっと太めの可愛い猫がいます(笑)↓

だからこそ、この物語における「猫がもたらす癒やしと小さな奇跡」には、ものすごく感情移入してしまいました。
「うちの猫も、我が家にたくさんの幸せを運んできてくれたんだな」
そんな風に、日々の当たり前の日常や愛猫の存在に感謝し、心があたたかくなるのを感じました。ネコとの暮らしをこうしてブログのネタや活力にするのも、人生の楽しみの一つですね。
人生を少し軽くする「親切」と「他人と比べない生き方」
物語を通して、もう一つ心に残ったのが「人には親切にしておこう」というメッセージです。
見返りを期待するわけではなく、誰かのためにした親切は、巡り巡って自分の心を豊かにしてくれる。
また、年齢を重ねると、どうしても周囲の出世や成功と自分を比べてしまいがちです。
しかし、「人は人、自分は自分」。他人を気にするエネルギーがあるなら、今日自分がやるべきことに集中する。その積み重ねこそが自分の人生を作っていくのだと、背中を押してもらえました。
耳で聴く読書(Audible)で物語を味わうメリット
今回もAmazonのAudibleで聴きましたが、本当に快適な読書体験でした。
✓ナレーターの表現力:登場人物の温かみがダイレクトに伝わり、すんなり物語に入り込める。
✓目に優しい:仕事終わりで疲れた夜でも、目を休めながら無理なく聴ける。
✓倍速機能:自分のペースに合わせて速度を変えられる(1.2倍速でも非常に聞き取りやすい)。
紙の本とはまた一味違う、耳だからこその没入感は、忙しい大人の強い味方です。
『ネコの手を借ります』は、人生の停滞感や焦りを優しくほぐしてくれる一冊です。紙の本でも、耳で聴くAudibleでも、今なら無料で体験できます。↓
まとめ:人生はいつからでも、小さなきっかけで変えられる
『ネコの手を借ります』は、決して派手な大事件が起きるストーリーではありません。しかし、
✓「普通」という枠に囚われなくていいこと
✓辛いことはゲーム感覚で乗り切ること
✓継続することの大切さ
✓他人ではなく、自分の人生を生きること
そして、「人生は、ほんの小さなきっかけで変わる」という優しいことを教えてくれる名作でした。
一匹のネコとの出会いで人生が変わった主人公。
そして、Audibleとの出会いで読書の楽しみ方が広がった私。
きっかけは何であれ、人はいつからでも、自分の心持ち次第で変われるのかもしれません。
「最近ちょっと前向きになれないな」と感じている方は、ぜひ一度手に取ってみてください。


コメント