「猫は外で自由に遊ばせたほうが幸せなのだろうか? それとも完全室内飼いが一番なの?」
「『猫と生きる。』という本が気になっているけれど、どんな内容で、愛猫家から見るとどう感じるんだろう?」
この記事に辿り着いたあなたは、そんな愛猫家ならではのこだわりや疑問を抱きながら、本書を手に取るべきか迷っているのではないでしょうか?
私も現在猫を飼っている身として、「猫は外に出すべきか」というテーマには強い思い入れがあります。結論からお伝えすると、本書は猫との美しい日常や別れの悲しみを描きつつも、著者との「飼い方のスタンスの違い」から、あえて完全に共感はできない部分があった、非常に考えさせられる一冊でした。
こんな方におすすめの記事です
✓完全室内飼いで猫を大切に育てているお父さん・お母さん
✓ペットのエッセイを読んで、命との向き合い方を考えたい方
✓他人の飼い方に少し物申したい、リアルなペット論に触れたい方
この記事では、完全室内飼いを貫く私がAudibleで本書を聴いた偽らざる本音と、共感できたこと・できなかったことを赤裸々にお伝えします。
『猫と生きる。』はどんな本?(あらすじ)
本書は、著者と愛猫との日常を赤裸々に?描いたエッセイです。
海外生活、病気との向き合い方、家族との時間、そして避けられない猫との別れ――。派手なドラマが起きるわけではありませんが、「猫と暮らすとはどういうことか」を深く考えさせてくれる作品となっています。
猫好きなら思わず頷いてしまう日常の描写がある一方で、飼い主のスタンスによって受け取り方が大きく分かれる一冊でもあります。
最初から最後まで拭えなかった「猫を外に出す」ことへの違和感
正直に書きます。私は最初から最後まで、著者の飼い方に大きな違和感を覚え続けました。
それは、「猫を外へ出していたこと」です。
私は現在猫を飼っていますが、一度も外へ出したことはありませんし、今後も出すつもりはありません。外には交通事故、感染症、他の猫とのケンカ、迷子など、あまりにも危険が多すぎるからです。
「猫は外で自由に遊ばせたほうが幸せ」という考え方もあるのかもしれませんが、私にはどうしても「飼い方の違い」を越えられず、「これは飼い主の自己満足ではないのかな」という思いが最後まで残ってしまいました。
他の飼い主さんはどんなふうに猫と向き合っているのか。耳からエッセイを聴いてみるのも新しい発見があります。
胸が痛んだ「猫との別れ」と、動物病院の場面へのモヤモヤ
一方で、本書の中で強く共感し、胸が締め付けられたのが「猫との別れや、離れて暮らす苦しさ」の描写でした。
著者が病気で猫と長期間離れる場面や、終盤に描かれる別れのシーンには、我が家の愛猫の姿を重ねてしまい、聴きながら思わず涙がこみ上げてきました。
ただ、途中で出てきた「吐血した際の動物病院の対応」に対しては、「本当にそのままでいいの?」と別の意味で大きなモヤモヤが残るなど、感情が大きく揺さぶられる展開が続きます。綺麗な言葉だけではない、リアルな飼い主の日常がそこにはありました。
完全室内飼いを貫く私が、この本を読んで改めて思ったこと
著者の表現が少しきれいにまとめられすぎていると感じる部分や、外飼いへのスタンスなど、合わないところがあったのは事実です。
それでも、この本を聴き終えたときに残ったのは、ネガティブな感情だけではありませんでした。
猫は人よりも圧倒的に寿命が短い。だからこそ私たちは、いつか必ず見送る立場になります。
「もっと遊んであげればよかった」「もっと写真を残しておけばよかった」――そんな後悔を絶対にしないために、今、隣で眠っている愛猫との時間をこれまで以上に大切にしよう。その当たり前だけど忘れがちな覚悟を、本書は改めて強く思い出させてくれました。
我が家の猫、ブリティッシュショートヘアー↓

長生きしてくれよ!
まとめ:共感できなくても、愛猫との時間を考えさせられる理由
『猫と生きる。』は、すべての人に手放しで共感されるような優しいだけの本ではないかもしれません。特に「完全室内飼いが絶対」という強いこだわりを持つ飼い主さんほど、著者との考え方の違いに引っかかる部分は多いでしょう。
◇こんな人におすすめ
✓猫との暮らしや別れについて、深く考えさせられたい方
✓他の飼い主のエッセイを通じて、自分の愛猫との向き合い方を見つめ直したい方
✓共感する・しないを含めて、さまざまな猫との暮らし方を知りたい方
「共感するため」ではなく、「自分の飼い方や愛猫への想いを再確認するため」に読む。そんなスタンスで手に取ってみるのがおすすめです。
もし今、あなたの隣で猫がすやすやと眠っているなら、この記事を読み終えたあとに、いつもより少しだけ長く撫でてあげてくださいね。
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